癒しのおにぎりを求めて
L.A.への旅
(6/16/01-6/20/01)


レイク・シュラインにて

ガイアシンフォニー第三番の上映と第二番に出演されている佐藤初女さんのおにぎり講習会があるということで、サンフランシスコからロサンゼルスまで5日間のドライブ旅行をして来ました。そこでの気づき、出会い、神様の導きなど、とても素晴らしい経験をまたまた記憶に止めておこうと、小さなエッセイにまとめてみました。

ガイアシンフォニー | おにぎり講習会 | 出会い | エピソード

ガイアシンフォニー上映&講演会

ガイアシンフォニー(地球交響曲)を始めて見たのは今年の1月。熊に関する不思議なメッセージを夢の中で得て、その後ガイアシンフォニー第三番出演の星野道夫さんのことを知りました。星野さんは熊を愛しアラスカの大自然の中で暮した写真家でした。そして平成8年8月8日、カムチャッカの森で撮影中、熊に襲われて命を落しました。ガイアシンフォニー第三番の撮影が始まる直前の彼の死によって映画のストーリーは星野さんへの鎮魂歌となりました。私はその映画を導かれるように練馬の公民館で見終わった夜、辺り一面真っ白な雪に覆われた外に出た時、星野さんがすぐ側にいるような不思議な感覚に包まれて、自然をそして人間を愛する学びを終えて宇宙に帰って行った星野さんのメッセージを受け取ったような気がしたのです。


「食はいのち」と仰る初女さん

映画制作のエピソードを語る龍村監督
そして今回その第三番の上映と監督の龍村仁さん、第二番に出演されている森のイスキアの佐藤初女さんの講演会、そして初女さんによるおにぎり講習会に参加するために、嬉々として走行1000マイルのドライブ旅行に出かけました。

当日は朝11時から第三番、その後講演会、そして引き続き第二番の上映と、夜の9時までガイア一色の1日となりました。第二番の上映は当初予定されていなかったのですが、あるアクシデントがきっかけで、この日に上映することになったということでした。まだ第二番を観ていなかった私にとってとてもラッキーなことでした。第二番の出演者、佐藤初女さんに直接お会いするし、先日ティーチングに参加したダライラマ14世もこの映画に出演しているので、この機会に観れるということは私にとって神の導きのような気がしました。

今年80歳を迎えられる佐藤初女さんは第二番上映後の舞台挨拶までされて、そのお歳からは想像も出来ないほど生の輝きの中で生きられている方でした。初女さんのおにぎりを食べて自殺を思いとどまった人、心の重荷を降ろした人、助けを求めてやってくる一人一人を魂のレベルで癒す食事を提供し続ける初女さんの生きる姿はどんな教訓よりも説得力がありました。「食はいのち」という初女さんの生きる姿に触れて、普段「料理嫌い、苦手、めんどくさい」という言葉を何のうしろめたさも感じず断言して来た私にとってさあこれからどうするのだ?という神様からの質問状を叩き付けられたような気がしました。その証拠に上映会の最後に出口で初女さんがひとりひとりに握手をした下さった時、私の番が来て、初女さんは私の手を取りじっと目を見て「しっかりやってね」と言われたのでした。その言葉は普段食事をおざなりにしている私へのメッセージそのものでした。ちょっと不思議な気がして、他の人に「初女さんなんて言ってくれた?」と聞くと「ただ暖かい手で握手してくれただけ」と言うので、やはり私の怠惰なエネルギーに向けてのメッセージだったのかなと受け止めています。これを機に食べ物に関してもって深く考えて行こうと思っています。

おにぎり講習会

翌日はいよいよ待望のおにぎり講習会。初女さんから直接おにぎりの作り方を伝授して頂き、おにぎりのお味見も出来るとのことで、わくわくしながら出かけました。場所はこの2月に受けた「愛と癒しのワークショップ」と同じHesse Community Park内、部屋もまったく同じで、私にとって懐かしい思い出の場所でこの講習会に参加出来るのが2倍の喜びとなりました。

ではここで皆さんに初女さんのおにぎりの作り方をシェアしますね。

<手順・ポイント・注意点>
最大のポイントは食材を「いのち」として扱うこと。食べることは私達の体に「いのちの移し変え」をする行為であることを自覚する。

お米の準備
1.御飯は少し硬めに炊く。水加減は人差し指第一間接7分目位だが、お米によって水加減を注意深く見る。
2.研ぎ方は両手で米粒を擦り合わせるように軽く研ぐ。
3.研いだ後30分間水につけておく。

梅干しと海苔の準備
1.作業は全て「手」でやる。はさみ、包丁は使わない。
2.梅干しは手で丁寧に分ける。
3.海苔は出来上がりが正方形になるように端の部分を手で折り曲げて切り落とし、 その後四つ切りにする。
(*残った海苔は保存して他の料理に利用すること)

いよいよにぎる
1.炊きたての御飯は切るようにまぜ、茶碗によそり、水で湿らせた木のまな板の上にのせていく。これによって御飯のあら熱を取り、同じ大きさのおにぎりを作ることが出来る。
2.まな板の御飯の上に梅干しをのせて行く。
3.手は最初に水で湿らせた以降は水を使わない。にぎる前に塩を手につける。
4.お米のひとつひとつを潰さないように柔らかくふんわり握る。形は三角でなく、丸。
5.海苔を丁寧に片面にかぶせる。もう片面には三角に残ったご飯の部分にもう一枚の海苔を被せて、ご飯全体を海苔で包むようにする。

*保存、持ち運びはおにぎりを折り目の部分がループ状になったタオルで包んでおく。これによって、適度に空気に触れておにぎりを美味しく保管出来る

さて、事前のお話では初女さんの作ったおにぎりをみんなで少しづつ分あって食べるということだったのですが、初女さんが「せめてひとりにふたつくらい食べさせてあげたい」と仰って下さったそうで、主催者のみつこさんが参加者が40人もいるので、80個のおにぎりを作るのは大変ということで、ひとりに1個作ってくださることになりました。少しでもうれしいところをまるごと1個食べることが出来ると分かって参加者一同大喜びの瞬間でした。そしてそのお味は、、、。もう言うまでもありませんね。これほど心のこもったおにぎり、ほんとうにほんとうに涙が出るくらい美味しかったです。実は何を隠そう私は梅干しが苦手で、生まれてこのかた一度も食べたことがないという恐るべき偏食者なのですが、この初女さんがつけた色鮮やかな梅干しを見た瞬間、何の抵抗もなく食べることが出来ました。そしてほんとうに美味しい!と感じました。如何に自分が自分の中に境界線を作ってその向うに飛び出す柔軟な心を失っていたのかということを知らされた瞬間でした。おにぎりと一緒に頂いた地球フードのみつこさんの雑穀料理も美味しく、普段小食の私でもぺろっと一皿綺麗に平らげてしまいました。「食はいのち」という思いを噛み締めながら。

心が病んで食事をするのが辛い方、ぜひ青森県弘前市の岩木山の裾野にある「森のイスキア」を訪れて、初女さんのおにぎりを頂いて来てください。初女さんは生きることの本当の意味を言葉ではなく、魂で伝えてくれます。

出会い

私はこの旅に出かける前、内なる神に「この旅でたくさんの魂の気づきがありますように。そして人との出会いがありますように」と祈りました。そしてその祈りは一瞬の内に天に届きました。この旅で2人の女性と不思議なシンクロによる出会いがありました。

出発直前の朝、emailをチェックしたらロス在住の方から私のHPを見て感動してくださったというお便りがあって、その方に短いお返事を書いた後ロスに出発しました。この時期に彼女、Eさんからメールを頂くことに何かご縁を感じましたが、始めてメールを下さった方に携帯電話の番号をお教えするのも気が進まなかったので、これからロスに向かうこと、そしてガイアシンフォニーを観に行くことをお伝えするに留まりました。そして当日午前中の上映が終わって今回お世話になった地球フードのみつこさんに「高原です」と自己紹介をしたのですが、みつこさんは私の名字にぴんとこないらしく、「フルネームは?」と聞かれてお応えすると、すぐ横に立っていた女性がびっくりして反応しました。結局その方が出発前にメールをくれたEさんだということが分かりました。宇宙の采配としか思えない絶妙のタイミングでした。結局その翌日あらためて一緒に夕食を共にすることになりました。Eさんはつい2週間ほど前にDHCという化粧品のカタログの中の宮崎ますみさんのインタビュー記事を見て、ますみさんのHPから私のところに来てくださったのでした。「DHCが、、、」と言われて私の使っている化粧品がどうしたのかと思ったらそんな絶妙のタイミングで出会いが用意されていたのです。当のご本人はDHCを使ったことがなく、カタログも普段は見ないで捨ててしまうということでしたが、、、。そしてさらに一緒に食事をしていた友人のなっちゃんが「それ今持っているの」とまさにそのカタログをバッグから取り出した時には目がまるくなるくらい驚きました。偶然はないと思えばそれは必然の出会いだったのですね。彼女とはこれからもきっとご縁が続いて行くのでしょう。そうそう、その後家に帰ったらその日の郵便で私のもとにも当のカタログが届いていました。それもヨガナンダの通信と一緒に。もうここまで演出してもらうとなんと分かりやすいことか! 神様ありがとう。


人を癒す歌をいつまでも歌い続けてね、Tちゃん
そしてもう一つの出会い、再会は前回のロスで知り合ったジャズシンガーのTちゃんでした。前回美和さんに紹介された彼女は紹介される前にひとりで立ち寄ったエンジェルショップでたまたま見掛けたその人そのもので、見掛けた瞬間もしかしてこの人が美和ちゃんの友達かも、という直感が働いた人でした。その彼女が電話をくれて映画の間の休憩時間にお昼を一緒に食べ、また次回ロスに来た時に会おうね。と行ってその日は別れました。でも翌日Tちゃんはホテルに電話をくれて、家に遊びに来ないかと誘ってくれました。その時Tちゃんがちらっと最近勤め始めたオフィスのPCの使い方が分からなくて困っていると漏らして、良かったら事務所まで行って教えてあげてもいいよと私は言いました。以前日本でパソコンのインストラクターをしていたので、パソコンの操作で苦労している人のことが手に取るように分かるのです。その日はますみさんとのセッションの予約が入っていたので、後で携帯に電話をもらうことにして電話を切りました。そしてますみさんの所に伺い、いろいろお話をしている時携帯電話が鳴って取るのに手間取っているうちに電話は切れてしまいました。するとますみさんの電話がその直後になって「まさかTちゃんかしら」と言って取るといつも通われている歯医者さんからだと言うことでした。歯医者というとTちゃんは最近までDentist Officeに努めていて、そこをやめて今の音楽事務所に努め出したと聞いていたのでその話をすると、まさに今の電話が当の歯医者だと仰いました。またこのタイミング!これは何のサインなのかな? Tちゃんを助けなさいということのような気がしました。ますみさんとのセッションを終え、Tちゃんに電話すると、やはり事務所まで来て教えてほしいということで、早速駆け付け、結局退社までの間パソコンの使い方を説明することになりました。出社2日目のTちゃんとこの時期に再会し、たった4日間のロス滞在中に彼女を助けることが出来る不思議なご縁をここでも感じました。結局退社後Tちゃんのアパートに遊びに行き、夜中の12時過ぎまでいろいろと語り合い、2人は神様が結んでくれたソウルフレンドとなったのです。

エピソード

いつも魂の成長を求める旅は不思議なエピソードの連続ですが、今回の旅の最後もやはり不思議な感覚で終わりました。ドライブの途中ガスを入れようとスタンドに立ち寄ってガスを入れ終わり、トイレに行ったあと車に乗り込みエンジンをかけようとした瞬間、「あっ、そうだタイヤの調子を調べよう」と今まで一度もしたことのないタイヤチェックを突然する気になりました。そしてまた車を降りて見ると、なんとガスの給油口が開いたままになっているではありませんか。長時間ドライブのため、ぼーっとしてついうっかりしていて閉め忘れていたようです。その瞬間背筋がすーっとしました。もしこのまま気が付かず運転し始めていたら、、、給油口の蓋は何処かに飛び去り、時速80マイル以上で飛ばしている車からガソリンがこぼれて、、、。今考えても冷や汗が出ます。「神様、ヨガナンダ師ありがとうございます!」心の底から手を合わせました。あの時私をタイヤチェックに向かわせてくれたものは大いなる神の愛以外の何者でもないと確信しています。いつも守られている。それは気づけば気づくほど大きな愛となって包んでくれるのです。

今回の旅も私にこれから向かう道を示してくれた大切なものとなりました。愛と行動が一体となるまで自分の内側を見つめて行くこと。自我を捨て、自分の本質を見抜くこと。一歩一歩少しづつその道を歩んで行きたいと思います。

最後まで読んでくれてありがとう。